『ふ』 ~「ひらがな」を書こう~

  美しい文字は あなたの手から…

『ふ』


下が膨らんだ漢字で 『ふ』 になりそうなものを思いめぐらしてしまいそうになるのですが、


まったく違うのです…


しかも「な」のときに出てきた「示」でもありません…

(注:「奈(な)」を草書で書くと、「奈」の中にある「示」がまるで「ふ」のようになっていることを指します…『な』をご参照)

『ふ』


字源は『不』です…


音は「fu」だけど形が違う…と思ってしまいます…

 

 

「草書」 を見てみましょう…

 

 

あれれれ…「草書」ですでに『ふ』になってしまっています…


「ひらがな」は「草書」から出来たものですから、

この『ふ』の場合はこのまま使われたことになります。

 

「楷書」と比較すると混乱する文字の1つですねぇ…

 

では、「草仮名」を見てみましょう…

(余り必要ない気もしますが…)

 

 

書き方

 

①の丸印。左側が2個で右側が1個。


そう、2対1の空間を作ってください。


②は二つの点の高さ。


右側の点の方が幾分高いところにあります。

 

ご健筆を…